■ RAPのボタンとレバーボールを筐体用の三和製に交換 | ||||||||||||
状態の良い初代 リアルアーケード Pro. を所持 当時アーケード版「THE KING OF FIGHTERS NEOWAVE」(2004年)をプレイしており、練習とオンライン対戦用にPS2版と同時発売された初代「リアルアーケード Pro. 」を購入。その後は保護ビニールを剥がさない状態でビニールに包んで保管してありました。「Steam」で発売されたネタゲーム「Fight of Gods」をプレイするにあたり「ELECOM ゲームパッドコンバータ JC-PS101UBK 」でPCと接続し動作確認できましたので、写真を撮ろうと13年振りに剥がしましたので表面上は新品のように輝いています。 大P(△)が凹んで出て来ない 「THE KING OF FIGHTERS XIV STEAM EDITION」発売当時にビールが「リアルアーケード Pro. 」に吹きかけてしまい、その影響か最近になり大Pのボタンが中で引っ付く感じになりました。現在は連続技を動画で撮り遊んでいますが、「発動コンボ」と「バルカンパンチ」などの連打技が暴発しストレスが溜まります。ゲーム内の設定からではL・Rに振り分けられず、真ん中の4ボタンが必需なんですよね。Win10からジョイパットの設定を変えたりフリーソフトで出来そうですが、ゲームやコントローラによって毎回設定を直すのも面倒なので分解掃除する事に致しました。 リアルアーケード Pro.はアーケード用のボタンに付け替えられる 裏のネジを外しても開かなかったのでネットで分解の仕方を調べると、「リアルアーケードプロシリーズ 」の構造は大体同じで、業務用のボタンと付け替えられるとの事。パットのように丸いゴムでは無いので分解掃除は無理です。家庭用のボタンは玩具で、アーケード用の方が押し具合、感度、耐久性が上ですからね。注文する事に致しました。 □ OBSF-30を購入 調べるとアーケード用のボタンは「三和電子」が作っており型番は「OBSF-30」。静音タイプもありましたが高い(1個1,000円)ので普通のを探しました。Amazonは送料無料の関係か定価の4倍する物が多く、楽天には” 三和電子が直売 ”してますのでそちらの方が安全ですね。 白を「マルツオンライン(Amazon)」 、枠黒グレーと白球を「三和電子(楽天)」で注文しました。
色分けしたのはボタンが8個有りKOFで使う4個を瞬時に判断するため 「KOF14」はボタン4つしか使用しないので最初白4頼みましたが、もし「スト5」に手を出し再び改造するのも面倒なので、別の色(枠黒グレーが気に入り)4つ追加しようとしたが売り切れ。「マケプレ」なので簡単にキャンセルもできず送料が倍かかる事に。 三和電子 こちらはボタンを製造してる「三和電子」直売の方です。注文を受けてから生産する” 受注生産品 ”との事。電子部品屋だけあって梱包は丁寧です。「マルツオンライン」の方は撮りませんでしたが、「Amazon(マケプレ)」らしい堅実な梱包でした。 OBSF-30とLB-35 左の白いボタンが「マルツオンライン(Amazon)」、真ん中の白いレバーボール「LB-35」と右の枠黒ボタン灰色は「三和電子(楽天)」直売。直売の方は” 保護シールと本体の間に挟む枠 ”が付いて来ました。この枠は本体を傷付けないようする為か、汚れが入らないようにする為と推測。 マケプレ、三和電子で製品に違いはなし 送料が倍かかった事よりAmazonは「偽物(海賊版)」が多いので、「三和電子」から直売で買えることを知らず半分「マケプレ」で購入した事を後悔。見比べましたが、外枠、スイッチ部品共に「SANWA」の文字があり外見に違いはなく押した感触も同じですね。流石にこんなマニアックな部品なら安全か。 当方の守備範囲では、「マケプレ」で売られてる「SDカード」「デジカメのバッテリー」「プリンタのインク」「SSD」で、「激安商品」「並行輸入品」は、まず海賊版と疑った方が良いです。 □ RAP ボタン交換の仕方 リアルアーケード Pro. こちらが当方の愛用してる初代「リアルアーケード Pro. 」。PS2用ですが「エレコム ゲームパッドコンバータ JC-PS101UBK 」を使えば、「Windows10 pro 64bit」+「Steam」で動作確認済み。 1.裏側のネジを外す 裏面の8個のプラスネジを全て外します。ネジは無くさないように保管 2.裏蓋を外す 以前分解掃除しようとした時は裏の鉄板が外れず諦めましたが、ネットで調べると外せると知りましたのでマイナスドライバーを差し込むと簡単に外れました 3.表面のネジを裏側から外す 表面にあるネジ穴の無い「トラス小ねじ」を手で抑え、内側は六角型のに凹んでる「ソケットレンチ」で取り外します。計6箇所。 ワッシャーが1箇所無い 製造段階で一箇所「ワッシャー」を付け忘れていて5個しかありません。品質管理が甘くイラッとしますね 4.上蓋を上げる 上蓋を外します。コードが細く短いので断線しないよう注意 線が押し潰され断線気味 HORIはNo,1のコントローラーメーカーで愛用してますが作りが雑ですね 製造段階でコードが挟まり断線する寸前でしたよ…本来は右側の配線用の穴を通るはずです コードを配線用の穴に移動させました 以前「ホリパッド3ターボ レッド」を分解したことがありますが、安っぽさに幻滅 5.ボタンを外す ボタンスイッチの接続はハンダ付けでは無くコネクタに差し込んであるだけ、ボタン自身も両端を押せば内側に入り簡単に取れます。 コードの色と対応ボタンが分からなくなるので1色ずつ行いました最初はラジペンで抜きましたが、13年前の商品でで固まっており力を入れ取ると抜けた勢いで断線しそうだったので、マイナスドライバーに変更。 6.三和ボタンに付け替える 全て付け終わりました。分かり易くするため「KOF14」で使用する4つを白にし目立たせました。最初から付いていたボタンは若干緩く抜き差し簡単ですが、業務用の「OBSF-30」はストッパーの他に突起が有り、はめ込み時に削れ完全固定され何度も抜き差しできない感じです。コネクタの差し込みは曲がりやすいので注意。” ボタンを押しながら行わないとスイッチが凹み驚きます ” 7.レバーボールの交換 「NEO・GEO」のコントローラは「レバーボール」が一回り小さかったので変える必要がありましたが、今回は話のネタに注文しました。140円で気分転換できます。球を手で押さえ内部をマイナスドライバーで回します。 レバーの内部を見ると上下左右に4個のスイッチがあり、これでレバーの動きを感知してるんですね。8箇所あるのかと思ってました。HORIのは感度が悪いので壊れたら2,500円で売ってる「JLF-TP-8YT-SK」と交換した方が良いですね。 レバーボールは変える必要無し 重さを測ってみましたが同じです。大きさも同じなので同等の物ですね。 気分転換に140円で色を変えたい人向けです。 振動で緩まないネジ ネジが錆びているので交換しようと思いましたが、 プレイ中に手を傷付けない為か表面が平らでネジ穴が無く 皿の下に四角い突起があるのは本体にはめ込み振動で緩まない工夫か? 特注品か? 無いとは思いますが品揃えの良いホームセンター「コーナン」に行き30分探して見付からなかったので、念のためサービスカウンターで確認。中から若い店員が出て来て「置いてないなら無い」と言われました。サービス業で一番言っては駄目ですね。担当者なら店で扱ってるネジか分かるので繋いで欲しかったのと、” 市場で流通してるものか特注品か ”知りたかったのに…若い店員は3を聞くと1を答えるのが難点。ベテランは8教えてくれます。 ステンレス製のトラス小ネジで代用 汗で錆びないようにステンレス製の「トラス小ネジ(ピッチ0.7/15mm)」を買ってきました。振動で緩んだら裏蓋開けて締め直します。 8.完了 「KOF14」で使用する真ん中の4つのボタンが即時判別付くようにしました。「スト5」も対応出来るよう他のボタンは黒枠グレーに交換。スタートとセレクトは操作に関係無く、最近はキーボード操作で使わないので無視。 9.動作確認 全てのボタンが正常認識してるの確認 間違っていた場合に再度分解するのは大変なので全てのネジは付けない方が良いです 裏蓋のネジは動作確認後に付けました ボタンの感度はアーケード筐体そのもの 感度が良くなり「発動コンボ」の誤爆が無くなり連続技が入れやすくなりました。ただレバーの感度が悪いので、「KOF15」が発売したら購入しようかな? ボタンにヒビが こちらは取り外したHORIが当時採用していたボタンで「三和電子」の物と比べ玩具っぽく感度も悪い。実働1年ですが、ストッパーにヒビが入っています。2016年12月に発売した2万円する高級な「リアルアーケードPro.V HAYABUSA 」(PS4/PC対応)は何処の部品を採用してるか気になります。改造するのに結構費用が必要ですので、元から「三和電子」の使っているなら値段相応の価値はあるのですが。 (記載:2017年11月8日) |