2007年にサービス終了した「.hack//fragment」を再びオンラインで遊ぶ
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ポートの開放
オンラインゲームやP2P同様に他者を「プライベートネットワーク」に招き入れる場合” ポートを開放 ”する必要があります。今回開放するのは『20000番』。当方のルータはNTT「PR-S300SE」。2010年から11年間レンタルしている古いルータです。
元々「Corega」と比べ使い難い製品でしたが、「ファームウェア」のアップデートが有り” ポートの開放 ”が更に難しくなりました。解説サイトを探すも全て旧バージョンで参考にならず。重く設定ページの切替に3分要しますので、試行錯誤すらままなりません。今回の最難関で大半の時間を費やしました。
プライベートIPの確認
以前は「Google DNS」で「プライベートIP」を固定させていましたが、「OCN」が「IPv6」に移行し” 自動取得 ”にしなければなりません。現在は再起動の度にランダムで変わります。
Windows10で「ネットワーク」→「ネットワークと共有センター」
「ネットワークとインターネット」内にある「ネットワークのプロパティを表示」を確認
現在は「192.168.1.3」との事。
静的NAT設定
「詳細設定」→「静的NAT設定」
手順が変更され解説サイトも無く難関でした。最新の取扱説明書をダウンロードし解読。下に現れる表で” エントリ番号の数字部分 ”をクリックします。
- 優先順位は” 1 ”が望ましいとの事ですが埋まっていたので” 4 ”を使用
- 接続インタフェース名は「基本設定」→「接続先設定(IPv4 PPPoE)」で作成した「常時接続」を選択
- 宛先IPアドレスは使用するPCの「プライベートIP」
- 変換対象IPアドレスは「自分のWAN側IPアドレス」を選択
- 変換対象プロトコルは「TCP」
- 変換対象ポートは「20000」
イメージ化
「.hack//fragment(PS2)」のディスクをイメージ化させる必要があります。2013年「B’s Recorder 12」を購入。2017年アップグレードし「B’s Recorder GOLD 14」を愛用していましたが、2020年の4月に行われたWindows10の更新で起動しなくなり、サポートも終了している事から削除。現在「ISO」で書き出せるソフトを所持していません。
ImgBurn
無料ながら市販のライティングソフトを越えると評判の「ImgBurn」。以前使用していましたが、設定が細かく難しい。市販品は初心者向けで自動で行ってくれますが、「ImgBurn」は玄人向けで設定が必要。特にBD-R/REの設定が複雑で使用を止めました。
ダウンローダを選択。どれも変わりませんが、一番下にある公式「ImgBurm」を利用しました。
The Official ImgBurn Website
http://www.imgburn.com/index.php?act=download
日本語化パッチ
日本語は同封されず別途用意されています。上記公式サイトを下へスクロールすると「ImgBurn Translation Language Files」に「Japanese」が置いてあります。一緒にダウンロードしましょう。「ImgBurn」をインストール後、フォルダ「Languages」内に入れます。
.hack//fragment(PS2)を用意
「.hack//fragment(PS2)」を用意。オリジナルを所持していないと違法になりますので、手放さないよう注意。2006年当時プレイし過ぎソフトもガイドブックもボロボロとなり、6年前に新品同様の物を再購入し保管してあります。
「ImgBurn」を起動し「ディスクからイメージファイルを作成する」を選択
DVDの「ISOイメージ」化は特に難しい設定は無いですね。SSDを使用しているので作業ドライブはHDDに変更。「保存先」を確認しアイコンをクリックすれば開始されます。3分弱と直ぐに終わりました。
完成した「FRAGMENT.ISO」は「PlayStation 2 Network Adaptor Start-Up Disc (SCUS 97097)(Sony Computer Entertainment).ISO」と同じ「iso」フォルダに入れました。
エリアサーバ公開
当時の「日本語版」「エリアサーバ」は使用不能。カスタマイズされた「英語版」が必要です。接続先をサービス終了したバンダイの「マッチングサーバ」からエミュ鯖に変更する改造と推測されます。
以下は、今回サポートしてくれるインディアナ州の方が改造した「エリアサーバ」との事。
「Download this file」をクリック
Area Server – Applications – Dothack Network
https://www.dothack.org/files/file/70-area-server/
こちらにはオリジナルの「エリアサーバ」があります
Downloads // Netslum // a .hack//fragment private server
https://fragment.dothackers.org/downloads
解凍後に「AREA SERVER.exe」をダブルクリック
新規エリアサーバの作成
14年前に「日本語版」を愛用していたとは言え、仕様や設定方法を覚えていません。PC歴は長いので、アプリで使用される簡単な英語は分かりますが、癖のある操作性と翻訳がおかしな箇所があり難解でした。
懐かしい画面ですね。最初に「Map Editor」を選択
「File」→「New Area」を選択
Server Name
「エリアサーバ名」は自由に付けられます。14年前は「蟹帝国」でしたが、「英語版」なので「Crab empire」にしました。「英語版」だからか半角スペース使用可能。
Symbol
「シンボル」は何の設定か記憶に無い。海外の方に聞いてみると、私のために「(C)」を開けてあると冗談めかして言われ教えて貰えず。後日「日本語版」の「エリアサーバ」を入れ、14年前のセーブデータを開くと” 省略名 ”。「Symbol」ではなく「Abbreviation」か?翻訳がおかしいですよね。昔は” 省略名 ”に「蟹」を使用し「蟹サーバ」と呼ばれました。
Root Town
「エリアサーバ」に設定する拠点。ゲーム内に登場する都市を1つだけ指定出来ますが、水の都市「アク・アヌ」が道具屋に近く、「癒しの水(HP150回復)」が買えるので一番人気でした。
白い枠内、新規作成した「エリアサーバ名」をダブルクリック