2012年ネット流行語大賞に選ばれた「Anotherなら死んでた」
ニコニコ動画で頻繁に目にするコメント。ホラーゲーム実況プレイで、主人公の乗ったエレベーターが落下するなど、危機一髪助かった場合などに使います。そのまとめとなります。
ネタバレ注意!!Anotherをギャグアニメとして突っ込んで行きます。不快に思う方はご注意下さい。
■ Anotherに突っ込んで行く |
キャラクターが多く名前と顔が一致しない 普通の作品ではクラスメート全員に名前や顔が無く適当なのですが、「Another(アナザー)」は全員分あります。しかし全員が美男子美少女揃いで区別が付き難くデブキャラなど欲しかった所。という訳でTVアニメAnother(アナザー)公式サイトの座席表を添付。私は「赤沢」さん派です。「見崎鳴」は狙いすぎで余り好きになれません。2番目はネット上で大人気の「小椋」さんかな。 TVアニメAnother)公式サイトより 大人の女性が幼すぎる キャラクター原案は「涼宮ハルヒの憂鬱」で有名な「いとうのいぢ」氏。涼宮ハルヒの憂鬱でも思いましたが、「朝比奈みくる」の女子高生姿と大人の姿の違いがアイシャドウを入れて胸を大きくしただけで、もしかして女の子と大人の女性の描き分けが出来ないのではと思います。今作も大人の女性が幼く感じます。 上から主人公の叔母「怜子」さん、看護婦の「水野早苗」さん、友人望月君の姉「望月智香」。副担任の「三神」先生、見崎鳴の母親「見崎霧果」と大人の女性達が幼すぎますよね。 画像 2ちゃんねる「Another(アナザー) Part85」より 3番目のクラス 3年3組が現象に合うので「3-A組・3-B組・3-C組・3-D組」に名前を変えたりしても3番目のクラスが現象に合うので対策は無理だった。これは多くの方が思うことで、ネットでも突っ込まれ甥っ子達も突っ込んでいました。毎年3年3組関係者に多数の死者が出ているので、学校や市など融通が利くでしょう。
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第一話 Rough sketch -素描 主人公はストーカー エレベータで一緒になった同世代の女の子が病院の地下2階を押したのに、付いて行く主人公「榊原 恒一」。病院の地下は霊安室だろうに。そして地下2階でエレベータを降りた女の子に「ねえ君名前は何て言うの?」と聞く馬鹿な主人公。霊安室に向かうということは身内に不幸があったって事だろうに、気を利かせずナンパする。その後は「見崎 鳴」の後を付け自宅を探すストーカーとなる。 ヒロイン見崎鳴 眼帯の怪しい少女「見崎 鳴」。彼女はヒロインだと事前に知っていましたし、最初から出て来る怪しい人は、大体無関係なので彼女は死者では無いでしょう。クラスメイトに虐められてるか、見えないように振る舞われているだけの予感。 第三話 Bone work -骨組- 最初の犠牲者 主人公と「鳴」は頭が良いらしく、さっさかテストを終わらせ退出。主人公は「鳴」と話したいが為に抜けた感じにも取れましたが、廊下で2人で話しているとテスト中に慌てて「桜木 ゆかり」が退出。2人を見ると脅えた様子で慌てて逆の階段に逃げて階段から滑り落ちました。 途中受け身を取りましたが、先に落ちたビニール傘の先端がキラリーン。ビニール傘が開き「桜木 ゆかり」がその上に落下。喉に刺さりピクピク。その様子を見ていた主人公は胸元のホックを開けゴクリ。 そんな尖った傘はない 静止画だと分かり難いですが動画だと結構光ります。こんな傘は無いとネット上で突っ込まれましたが、擁護派の人は昔はあったと言っています。確かに昔は高級傘に先がちょっと尖っている傘はありましたが、こんな鋭利になっておらず学生が使うようなビニール傘で尖ってたら、通勤ラッシュで知らない人の足の甲に穴が開きますって。(1998年が舞台)この時点でコメディーなのか?と疑いました。 慌てた理由 最初は主人公達の居ない教室で「桜木 ゆかり」が死ぬと言うことを先生に告げられ慌てて安全な自宅に逃げようとしたのかと思いました。先を見てみると、ご両親が事故に遭い慌てて家に帰ろうとしたら、「現象」の象徴と言える「鳴」と廊下で遭遇し、恐怖の余り普段は使われない階段を使ってしまったようです。「現象」は親族も殺すので、現象で死んだことを察知し次は自分かもと思ったわけです。 第四話 Put flesh -輪郭- ※グロではありませんが血の表現があるのでサムネイルにはモザイクしてあります。 (クリックで外れます) 鈍い主人公 主人公が入院中にお世話になった看護婦の「水野早苗」さん。超美人の看護婦さんで主人公「榊原 恒」にぞっこん。携帯で連絡を取り合ったり、度々あって仕事後などに一緒に食事に誘って顔を赤らめたりする。主人公は好意に気が付いてない様子。私なら「鳴」より「早苗」を選ぶかな。 弟が主人公と同じクラスだと判明するが、弟と同じ15歳の子供を好きになるもでしょうか? 序盤から死亡フラグ アニメ序盤から主人公に頼まれ、病院で死んだ女の子の事をひとり嗅ぎ回っていましたので、ホラー作品の死亡フラグがバンバン立っていました。いつも背景ではエレベータが上り下りする演出でしたので、死者がエレベータから登場して殺されるのかとドキドキしてました。 エレベータは落下しても安全 結局屋上からエレベータに乗り、ワイヤーが切れ地下2階まで落下、顔面を叩きつけられ破裂しましたが、これもネット上で安全装置、安全装置と突っ込みが多かったです。 私的には安全装置が故障することもありますので、突っ込みはそちらではないです。 前にニュース番組でやっていましたが、エレベータは筒の中に玉を落とすような物で、ワイヤーが切れ安全装置が効かなくても空気抵抗で速度は出ないとの事。扉が開いていても平気だとの事です。 ただし今回のエレベータのように古いエレベータでは、一番下に空きスペースが作ってない事があり、その場合は衝撃は大きいとの事。 第五話 Build limbs -拡散- 平然としてる主人公 目の前でクラスメートの「桜木 ゆかり」が喉に傘が刺さりピクピクしながら死んだのに、学校を休むことなく平然としていましたが、自分に好意を持って優しくしてくれた「水野早苗」さんが死んでも平然としてました。知り合いが死んで悲しんだり恐怖したりする描写が全く無いので、主人公が薄っぺらく感じて感情移入できないですね。 何もしない主人公 そして今回も主人公に誰も本当のことを告げず、こんなのおかしいと勇気を持って主人公に真実を告白しようとした「高林 郁夫」君。しかし突然、持病の心臓発作が。主人公の為に自らを犠牲にしたのに何もせず立ちすくむだけ。発作の薬を探すなり救急車を呼ぶなりしてあげろと。そしてまた平然と登校。何故か主人公の肩を持つとみんな死にますね。 第六話 Face to face -二人- 義眼は清潔? とうとう主人公まで「いないもの」とされ、これを切っ掛けに「見崎 鳴」と急接近し色々な謎が解けます。「鳴」の左目は義眼で、母親が人形の目を作って入れたらしいが、医師の免許が無くても良いのか?細菌とか大きさとは平気なのだろうか?人形の目で死者を見分けられるらしい。便利な犯人発見器という訳ですね。物語の進行で重要な役割がありそうです。 突然踊り出す2人 2人ともいないものとされ、全員に無視されるので何をやっても平気と「恒一」と「鳴」は静かな授業中に突然バンと机を叩き「鳴!」「榊原君! 」のかけ声と共に踊り始めます。サクラ大戦の合体技かと思いました。キャラ崩壊と突然の出来事でTVを見ていた人達は唖然とした様ですが、主人公の妄想でした。このシーンのインパクトは大きく語り継がれています。 第七話 Sphere joint -変調- ※グロではありませんが血の表現があるのでサムネイルにはモザイクしてあります。 (クリックで外れます) ダイナミック自害 担任の国語教師「久保寺 紹二」先生は母親の介護と、自分のクラスの生徒が死んでいく責任に耐えられず、自宅で母親を殺害。何故か教壇で生徒の無事を祈りながら持ち込んだ包丁で喉を刺し、ためらわずに貫通させ死亡。返り血が生徒達にかかり大パニック。突っ込み所は母親を殺害後自宅で首を釣った方が楽だったのでは?何故生徒の前で自殺?これで美人副担任「三神」先生が担任になりそうですね。1996年も3年3組の担任だったそうなので悲惨です。 |
■ Another 前半まとめ | ||||||||||||
□「貴方の名前は死を連想させるから。」の意味 見崎 鳴「貴方は榊原恒一、間違いない? クラスのみんなから何も言われない? (カァ)貴方の名前は死を連想させるから しかもただの死じゃない、学校が舞台の残酷で理不尽な死。この学校はね、中でも3年3組は 死に近い所にあるの、他のどのクラスよりも…ずっと。」 これは榊原=サカキバラ=酒鬼薔薇聖斗を連想させるという意味 このアニメの舞台は1998年。神戸連続児童殺傷事件は1997年。 神戸連続児童殺傷事件 通り魔事件が連続して起こる、当時14歳の少年が障害者の小学生の首を切り落とし、中学校の校門前に置いたという有名な事件。 西鉄バスジャック事件 酒鬼薔薇を崇拝する同世代の少年が、「ネオ麦茶事件」を名乗り「2ちゃんねる」にバスジャック予告。バスに居合わせた元女教師が刺され死亡。この事件により「2ちゃんねる」が有名となる。この世代の少年の事件は社会現象となった。 酒鬼薔薇聖斗 宮下あきら氏の「民明書房」で有名な漫画「魁!!男塾」の連載終了後に週刊少年ジャンプで連載した「瑪羅門の家族」。「瑪羅門の家族」自体は人気が無く即打ち切りとなりましたが、少年はこの漫画の熱狂的なファンで酒鬼薔薇聖斗は手紙を第3巻の目次から引用した。 CLAMP X 「コードギアス 反逆のルルーシュ」「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」など数多くのヒット作を飛ばしている「CLAMP」氏の未完結漫画「X」。この漫画はヒロイン「桃生小鳥」の首が切断され「神戸連続児童殺傷事件」を連想させる描写があった為に休載に追い込まれた。 以上の事によりAnotherで、酒鬼薔薇の名前から主人公「榊原」を取ったり、人が次々死ぬ作品でネタにするのはちょっと不謹慎ですね。 次回はサービス回 来週はTVオリジナル回でみんなで海に遊びに行き、ヒロイン達が水着姿になるサービス回の様です。この作品にそんなサービスはいらないというのに…よって誰も死なないと思いますが、内容的に嫌な予感。これで前半戦終了で息抜きという事でしょうか。残念ながら1クールなんですよね。 死者予想 主人公「榊原 恒一」は1年半前にに夜見山に滞在した事があり、「赤沢」さんは彼と会い手を握った事があるが、両者とも記憶を失っている。父親に携帯電話で聞いたところ居たことがあるようだが、父親の記憶を書き換えられてしまった。主人公が夜見山に居たことを消さなければならない重大な秘密があるようです。こういった作品の場合、主人公が犯人という事が多いので一番死者の可能性が高いのは主人公「恒一」でしょうか。次に過去に会った事のある「赤沢 泉美」。 親友がという事も多いので、明るい友人「勅使 河原」君、大人しい友人「望月 優矢」。大穴で現象に脅えているメインキャラではない「綾野 彩」さん。「見崎 鳴」が死者だった場合ストーリー的に成り立た無いので除外。
原作も漫画版も読んだ事がありませんので死者は誰か分かりませんが、アニメオリジナルで変わる可能性もありますので何とも言えません。
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見崎 鳴 :高森奈津美
榊原恒一: 阿部 敦
勅使河原:前野智昭
赤沢泉美:米澤 円
桜木ゆかり:野中 藍
望月:山本和臣
怜子:榊原奈緒子
千曳辰治:平田広明
◆スタッフ
原作:綾辻行人 『Another』(角川書店刊)
キャラクター原案:いとうのいぢ
監督:水島 努
音楽会社:ランティス
OPテーマ:「凶夢伝染」ALI PROJECT
EDテーマ:「anamnesis」Annabel
アニメーション制作:P.A.WORKS
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