■ 防カビ剤と乾燥剤の併用 | ||||
□ カビはカメラの天敵 防カビ剤 一眼レフ本体は消耗品、「レンズは一生もの」と言いますが「レンズの最大の敵はカビ」です。2年前に初となる一眼レフ購入する前に綿密な下調べをし「CANON EOS Kiss X5 レンズキット ![]() ![]() HAKUBA レンズ専用防カビ剤フレンズ KMC-04
Amazonで458円程度で購入可能で1年と長く持ちますので安心です。 ![]() HAKUBA レンズ専用防カビ剤フレンズ KMC-04 カメラとレンズにカビが生えず良い商品でしたので、2年目も続けて購入しました。 ![]() 乾燥剤 カメラを長持ちさせるのにはカビ対策は必需です。その後、標準ズームレンズ「SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM ![]() ![]() KMC-33 強力乾燥剤キングドライ
![]() カメラ専用で湿度を40%に保ちます。 ![]() KMC-33 強力乾燥剤キングドライ 200円以下で購入可能で4個入りなので1個50円とお得ですね。 使用期限は8~14ヶ月です。 ![]() 粒子状の乾燥剤はカメラに危険 レンズケースから望遠レンズを取り出すと回りに白い粉が付いていました。触ってみると気圧のせいか乾燥剤がパンパンに膨らんでおり、空気穴と思われる所から白い粉が吹き出します。レンズの中に粒子が入ってしまうとレンズが駄目になり危険です。メーカーに送り高いお金を払って掃除して貰わなければなりません。 ![]() カメラ専用と書いてあるのにこの始末。慌てて丁寧に掃除しましたが、望遠ズームレンズがAFの時にシャリシャリ音が鳴るようになり、間に薄い紙を入れ取り除きました。「粒子状の乾燥剤」は絶対にカメラで使っては駄目ですね ![]() |
■ 防湿庫は一眼レフや交換レンズに必需 |
□ 高いカメラには防湿庫に 私の師匠であるハイアマチュアの叔父は、「乾燥剤」を入れておけば平気だよと言っており、日干しすれば何度も使える乾燥剤を使っていました。目印の色が変わったら干す合図だそうです。ところが刀鍛冶の撮影に発売当時40万した「SIGMA SD1 ![]() ![]() 防カビ剤と乾燥剤はバックに入れても意味が無い 質問サイトで聞いたところ、「防カビ剤」と「乾燥剤」は完全密封した中に入れないと意味が無いとの事。カメラバックに入れても全て外に出てしまい無意味の様です。これは危ないと私も対策することに致しました。
安く済ます方法 しかし「防湿庫」は高いですね。安い一眼レフや望遠ズームレンズと同じ値段がしてしまいます。叔父に聞いたところ、「除湿ユニット」だけ別売りされており「収納ケース」「湿度計」の三点セットで5千円程度で収まるとのこと。 ![]() 「除湿ユニット」を調べた所、東洋リビングから出ている1種類しかありませんでした。価格はAmazonで2,600円程。 コメントを読んでみると充電式で、2週間に1回1時間の通電で湿度40%、2~3時間の通電で30%前半まで下がる良品の様です。 欠点は2週間に1回の充電を忘れたり、面倒になりサボってしまう可能性がある事でしょうか。 東洋リビング モバイルドライ 除湿ユニット MD-2 ![]() 先程記載致しましたが、「乾燥剤」や「除湿ユニット」を使う場合は密封状態で無いと意味をなしません。そこで必要なのが「ドライボックス」となります。 こちらも種類が出ておらず、調べた所大きさ違いと色違い中心でした。「湿度計」付きで2,600円程です。 欠点は「湿度計」が安っぽい所でしょうか。正確に測れるのか、壊れないかが心配です。私の持っているニ●リで購入した室内用の「湿度計」は20%も違っていて、初期不良交換に行ったところ「正確な物をご自由にお選びください」と嫌みを言われ、並べてみると全部示している値が違うという酷い製品で諦めました。そして数年で裏面が中の渦巻き状の鉄の圧力に耐えきれず割れて落ちました。 ナカバヤシ 湿気シャットアウト キャパティ ドライボックス27L ![]() こちらは「ドライボックス」用の「湿度計」です。カメラ用品の大手ハクバ製なので安心だと思います。これが無いと湿度が分からず「除湿ユニット」が機能している判断不可能で通電タイミングが分かりません。「湿度計」が付いてない「ドライボックス」用ですが、上記の製品の様に「湿度計」付きでも予備に入れておいた方が安心が出来ます。 価格はAmazonで900円程度。 HAKUBA 防湿用品 湿度計C-44 KMC-44 |
■ 入門用 防湿庫比較 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
□ 防湿庫が一番 質問サイトで頂いた意見や「価格.com」と「Amazon」のレビューを読むと、やはり「防湿庫」が一番の様です。心配だった電気代は「1日1円以下」との事。「防カビ剤」と「乾燥剤」で1年700円程度掛かりますので、「防湿庫」の方が1回買ってしまえば安上がりです。 別の用件で行った秋葉原のヨドバシカメラで「防湿庫」と「ドライボックス」を見てきましたが、品物も全然違いますね。携帯用の「除湿ユニット」は性能が心配で「防湿庫」に付属されている方が安心できますし、こまめな充電が必要無く楽です。USBスティックやSDカード、重要データの入ったBD-Rなどの保管にも適しており万能です。
![]() 最初に目を付けたのが東洋の「ED-41WA ![]() ![]() 詳しく調べてみると「除湿機能」のみで「光媒体」が付いてない「廉価版」でした。41Lと大きめなのは魅力ですが、この定価より5千円も高い価格なら却下。本物の方を買います。 東洋リビング ED-41WA
東洋リビング ED-41CAC(BW) ![]() こちらは廉価版「ED-41WA ![]() 41Lも容量があり多くのカメラとレンズが入るスタンダードな製品です。写真を見るとレンズが6本入っていますね。これからカメラやレンズが増えていく予定ならお奨めです。 それ以上に増えるのなら棚が三段の製品を買った方が良いでしょう。 東洋リビング ED-41CAC(BW)
東洋リビング ED-25CAC(RW) ![]() 画像を見た瞬間に一目惚れした商品。小型でデザインが欧米風でお洒落。アナログ湿度計の商品を探していましたので、条件は一致しました。ただ容量が24Lと少なく、上記の「ED-41WA ![]() ![]() ![]() ![]() 一眼レフ本体が2本とレンズ3本入る大きさですので、私には24Lでも十分です。 東洋リビング ED-25CAC(RW)
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■ 東洋リビング ED-25CAC(RW) |
![]() 最安値はAmazonに出店している「カメラのキタムラ」で、全国1000店舗あるカメラ専門店と安心できるので愛用しています。しかしAmazon経由だと何故かコンビニ決済が出来ず、手数料の掛かる代引きとなってしまいます。「カメラのキタムラ」で直接注文すればコンビニ決済は可能ですが、期限のあるAmazonのポイントが5000pt貯まっており、こちらを使用したかった事もありAmazonでの購入を選択致しました。 商品到着 Amazonで21,271円で購入。配達予定は1週間後と書かれていましたが、2日間で到着致しました。 箱は思ったより大きく後の23インチモニタが隠れてしまう程です。中には発泡スチロールが入ってると思いますので、実際はそんなに大きくは無いと思います。持った感じはそこまで重くないです。場所を作るまで机の上に置くので軽くて安心しました。 当たり前ですが、割れ物なので発泡スチロールが入っています。 思ったより発泡スチロールが小さい=本体が大きいですね。 ![]() □ 東洋リビング ED-25CAC(RW) ![]() 冷蔵庫のような背面です。コードは2本出ており、片方は他の「防湿庫」と繋げられるようにメス型でした。 左のが除湿器だと思われますが、ドライケース用の小型「除湿ユニット」は性能が心配で、「防湿庫」に付属されている方が安心でき、こまめな充電が必要無く楽です。 ![]() 欧米の冷蔵庫のようなデザインでお洒落ですね。 新品のピカピカなので反射が酷く「PLフィルター」を持ってない為、部屋の中や自分が写らない様にするのに苦労しました。 鍵が2本付いてきましたが、盗難・泥棒対策でしょうが、小型なので持ち運べるし前面のガラスを割られたら終わりな気がします。 ![]() アナログの方が見易くお洒落ですよね。気象情報と同じ湿度なので合ってます。後は電源を入れた後に下がるか試して見ます。 ![]() プラスチック製の留め金の上に棚を乗せスポンジを引きました。棚もプラスチック製だったのは残念です。右上に調整ダイヤルがあります。最初はデフォルトの中のまま使って様子を見ることに致します。 お負け お負けでレンズ拭きが付いてきました。頻繁に使っており破けたら買い直しているのでありがたいです。 ![]() ![]() 古い木造住宅なので部屋をあまりご覧に入れたくありませんが、小型なのでパソコン机の上に置けました。電源を入れましたが、スイッチは有りませんでした。除湿器の強さはデフォルトの中のままカメラとレンズをしまい夜になるまで放置して結果を見ます。 撮影機材が無くなるので、良いカメラを3台持っている弟から借りてきたいと思います。 □ 動作結果 ![]() 持っているカメラとレンズを全てしまい、夜まで乾燥するか放置していました。カメラが使えなくなりますので、弟から定評のある「Fujifilm X10 ![]() ![]() 相変わらず反射が酷く部屋の中を晒してしまい恥ずかしい。反射のせいでAFが余り効かずピントが合いにくく、一番上手く撮れた写真には耳が写ってしまい削除。 ![]() 湿度計は45%まで下がりカビの生えにくい乾燥状態になっていました。翌日一眼レフを使うのに持ち出したところ、帰ってくると35%まで下がりました。やはり中に物が入ってない方が効くんですね。 反射でピントが全く合わず何度も撮り直しとなりました。撮影に使っているのは普通のデジカメなので仕方ないです。 中に手を入れるとヒンヤリしました。気温は同じなのに不思議ですね。夏場にエアコンのドライでも涼しくなるのと同じ原理でしょうか? ![]() 持っているカメラとレンズを全てしまいましたが、まだ余裕がありますね。後には充電器と予備バッテリーも置いてあります。後日スペースが勿体ないので、USBメモリーとカードリーダも入れました。 そのうち外付けフラッシュとマクロか超超広角レンズが欲しいですが、余裕があります。 防カビ・乾燥剤を入れると効果的 カメラは常に「防湿庫」に入っている訳では無く、持ち歩く時にはカメラバックの中に「防カビ剤」と「乾燥剤」を入れた方が安全です。 逆にしまって置く場合は「防カビ剤」と「乾燥剤」を眠らせておくのは勿体ないので、「防湿庫」の中に入れておくと効果が上がるそうです。 □ 編集後記 流石三年連続金賞を受賞し雑誌でも賞を取った「防湿庫」だけあって満足です。本格的にカメラをやっている人には小さいですが、初心者には丁度良いです。 電気代は1日1円以下なので、一度購入すれば維持費は「防カビ剤」と「乾燥剤」を買い続けるより安上がりですね。携帯用の「除湿ユニット」は性能が心配なのとこまめな充電が面倒なので止めました。 本件と関係ありませんが、定評のある普通のデジカメより、エントリークラスの一眼レフの方が上ですね。見比べるとピントも色合いも違いました。 (記載:2014年10月23日) |