■ 大切なレンズを落としてヒビを入れてしまった |
□ 雪の中の撮影でレンズを落としてしまう 雪の中撮影に行く 今年も雪が降りましたので「東漸寺」へ行ってきました。昨年は45年振りの大雪となり神社やお寺を回っていましたが、足が凍傷になりそうだったので「東漸寺」は断念し帰宅。よって今年は続きを撮りに行きました。しかし今年は積もりそうに無いですね。 ヒヨドリ撮影のためレンズ交換 「ヒヨドリ」を発見。広角レンズでは撮れませんので「TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD(Model A005)」の望遠レンズを使用することに致しました。吹雪いる中でのレンズ交換は大変です。屋根が無い場所ですので、「本体とレンズの間に雪が入らないように」「雪がレンズに付かないように」と立ちながら傘で覆うように交換し撮影。 石畳の上にレンズを落下させる 何枚か撮ると「ヒヨドリ」は逃げてしまいましたので、再びお寺の撮影に戻ろうと同じ要領で広角レンズに戻していたところ、カメラバックから「TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD(Model A005)」が転げ落ちてしまい「ゴツン」と鈍い嫌な音がしました。 運悪く雪上では無い石畳に落としてしまいました。高さは1m程と少し高めです。レンズを確認しましたが外傷は無く振って確認しました。ハイアマチュアの叔父がレンズを落下で壊してしまった時は、振ると「シャカシャカ」音がしたとの事なので、試して見ましたが無音で無事した。試し撮りしましたが問題なく撮れました。撮影後にスーパーの休憩所でメンテしましたが問題ありませんでした。 プラスチック部分が割れていた 帰宅後、手入れをし「防湿庫」に仕舞おうとしたところ、ボタン部分が削れており、更にプラスチック部分が割れている事に気が付きました。今まで傷を付けないよう大事に使っていたのにと落胆。 【デジタルカメラの天敵カビ対策 | 防カビ剤+乾燥剤と防湿庫を使い比べてみました】 |
■ 応急手当をする |
□ 保証を調べる 1年保証は2日過ぎていた 保証書を見ると2014年の1月28日に岐阜の「三つ星カメラ」様にて購入。事故なので1年目のメーカー保証は効きませんが、壊したのが2015年1月30日と2日間過ぎています。いつも保証が過ぎたとたんに壊してしまいます。 10年保証 「三つ星カメラ」様は保証が大変良く1万円以上のカメラとレンズには「10年保証」が付いてきます。5年未満の商品の落下保証は御社の「25%負担」という事なので、当方は「75%負担」となります。 タムロンレンズ 修理料金の目安 そこで「TAMRON」様の修理代目安表を見たところ「SP70-300mm F/4-5.6 Di VC USD」の「分解を必要とする 一般機能の修理」9,500円との事で、部品代も考慮すると1万円を超えそうですね。 買い直した方が安い この「75%負担」ですから1万円前後になります。レンズ自体は60,000円を最安値の33,300円で購入しましたので、修理代が1/3となります。定評がある良いレンズですが安く購入したので、この修理代なら買い直した方がお得ですね。 □ 自分で修理することに 機能に不具合が出ていたり、レンズに傷を付けた訳ではありませんが、このまま使えばヒビ割れ酷くなってしまいます。そこで自分で補強しようと思います。ビニールテープは耐久度が無くベタベタするのでNG。よってアルミテープを使おうと思いましたが、思ったより高く銀色で目立ち、手を切る恐れがあります。そこでホビーショップとホームセンターを回ってきました。 プラバンで補強することに ホームセンターで「プラバン」と「瞬間接着剤」を買ってきました。「強力瞬間接着剤」には「プラスチック用」と「耐衝撃用」があり、接続面がプラスチックなので悩みましたが、模型では無く動作する「望遠ズームレンズ」で手が触れる事もある場所なので「耐衝撃用」を買ってきました。 適度な大きさにカット 「プラバン」は0.3mmの厚さしか売ってませんでしたが、レンズが筒型なので曲がりやすく丁度良いと思います。耐久度を上げるために幅がギリギリになる大きさを測り、適切な大きさに「デザインナイフ」で切りました。写真が赤いのはブラインドのせいですね。 瞬間接着剤で貼り付ける 本体に塗るとハミ出ますので「プラバン」の方に「強力瞬間接着剤」を塗ります。接続時に外にハミ出すのを防ぐ為、やや内側に均等に塗りました。割れ目が開かないように左手で強く握り傷を締めながら貼り付けました。指で押さえていると数秒で乾きました。恐ろしい早さです。 汚れ防止用に手袋をしたのが逆に仇となり、繊維が貼り付いてしまいました。「メラミンスポンジ」で落とし綺麗にしました。透明の「プラバン」を使ったのが幸いして余り目立ちませんね。中の隙間が白くなり少し目立っている部分があります。 □ プラモデル用塗料で塗装する アクリル塗料を買ってきた 目立たなく為、ヤ○ダ電機に行き「プラモ用塗料」と「筆」を買ってきました。「薄め液」は扱って無かったので「ヨドバシ.com」で注文致しました。そして最近プラモデルを始めましたので、そちらに流用出来るようにしました。急いでいたので、タミヤカラーの「X1ブラック」を買ってきましたが、「ツヤ無しブラック」を買うべきでしたね。 【ガンプラ初心者がグリモア作りに挑戦 | ガンプラはじめました。】 準備完了 マスキングテープで囲む ハミだし防止の為、画材用の「マスキングテープ」で囲みました。 溶剤で薄める 「アクリル塗料」は薄めて重ね塗りするのが基本です。「アクリル塗装《溶剤》特大」をスポイトで入れ薄めました。実はヤ○ダ電機で「アクリル塗料」しか扱ってないのにも関わらず、薄め液は何故か「エナメル塗装用」しか売ってませんでした。売ってない塗料の薄め液だけ売ってどうするんだ?…そりゃ「アクリル塗料」は水で薄められますけれど…ムラが出るんですよね。 1度塗り 1度塗りではムラが残ります。 2度塗り 3度塗りする予定でしたが、2度塗りで十分そうです。 補強完了 十分乾いてから「マスキングテープ」を剥がし完成。ツヤ有りのままでも良さそうですね。余り目立たずしっかりしています。暫く使っていますが、今の所は塗料が落ちたり剥がれそうになった事はありません。 (実施:2015年2月1~2日/記載:2015年3月6日) |