■ HGUCハイザックをホビーハイザックカラーで作る【前編】 |
□ ホビー・ハイザックのカラーリングだけ再現 ホビー・ハイザックとは? 「逆襲のシャア」で護衛のギュネイが搭乗したハイザック(連邦軍の目を誤魔化すための個人所有物に見せ掛けた塗装)。アムロと出会い喧嘩していたシャアとクエスを回収したシーンが印象深い。その後クエスのパイロット適性を試す練習用としても使用された。最近では「ビルドファイターズトライ」に出演し話題となる。 連邦軍人「いい趣味してじゃないか!いくらなら売る?」 ギュネイ「冗談言わないでくれよ(笑) ちょっと売れないね!」 実はハイザック・カスタム 殆どのMSが発売されている宇宙世紀シリーズなので、「ホビー・ハイザック」もあるだろうと探すも未キット化、プレバンにもありませんでした。そこで「ハイザック」を塗装して自分で作ろうと調べると、「ホビー・ハイザック」の元は「ハイザック」では無く「ハイザック・カスタム」、Zガンダムで登場した通称「隠れハイザック」ですね。こちらも未キット化で現在「ホビー・ハイザック」を完全再現するのは不可能です。 ※画像は拾い物 ハイザックは生産終了 そこでカラーリングだけ真似しようと「HGUC 1/144 RMS-106 ハイザック 」を探しにヤマダやJoshinを回るも見付からず、ネットショップで注文しようとしましたが、Amazonはプレミア価格、ビックカメラ.comとヨドバシ.comは取扱終了商品と生産終了していました。 連邦カラーは2018年10月に再販も品薄 仕方なくキットの色と付属シールが違うだけの「HGUC 1/144 RMS-106 ハイザック(連邦軍カラー) 」を購入することに。こちらの方が地の色は似てますが、普通の「ハイザック」を「ホビー・ハイザック」カラーにするのが面白いのに仕方ありません。Amazonで売っていましたが、送料別の定価なので断念。ヨドコムは販売終了。ビックカメラは都内4店舗に有り取り寄せ可能でした。 HGUC 1/144 RMS-106 ハイザック(連邦軍カラー) 本体はビックカメラで取り寄せ。品薄なので2割引と普段なら買わない価格ですが仕方ありません。他店舗から取り寄せなのに2日後に届きました。カラーは遠くのJoshin(店頭)で上の画像を見ながら色合わせをし購入しました。ネットだとグラボやモニターで色が変わるので塗料は購入出来ません。 □ HGUC ハイザック(連邦軍カラー)のランナー 色分けはされているが、古いキットなのでパーツ分けは甘い。黄色い「排熱ダクト」はプラスチックですが、黄色い「チューブ」は柔らかい材質で曲げて取り付けるので塗装しても剥がれると推測され厄介です。 胸部が「排熱ダクト」内部以外1つのパーツで構成されており3色での塗装が必需で大変です。 足の甲もパーツ分けされておらずマスキングテープでの塗装が必要 世間では評判の悪い「PC(ポリキャップ)」。個人的にはポージングで抜けないので好きです パーツ数が少ないので作るのは簡単ですが、逆に塗装する場合は難易度が跳ね上がります □ 下準備をする 基本カラーは白 今回も「Mr.COLOR(アクリル)」を使用。基本カラー(下地)は白なので 最初に「C62 つや消しホワイト 」で吹き掛けました メインカラーは水色 資料が上の画像しか無く、二度手間にならない色分けと塗装する順番を考えましたが、キットのパーツ分けが甘いので、マスキングテープを駆使した面倒な塗装になります。チューブが曲がるように柔軟性のある素材で、剥がれるので此所だけ塗装できないですね。 メインカラーは水色。「C323 ライトブルー 」で塗装 マスキングテープを使い白と水色を分ける 最初に白で塗ったパーツをマスキングテープを使い水色で部分塗装 溝手前までしか来てない箇所は細筆で補正 今度は下地が水色のパーツをマスキングテープを使い白で部分塗装。胸は最大の難所。小さいキットで「コクピット」部分と「排熱ダクト」の枠がパーツ分けされてません。マスキングテープを貼るのも一苦労。つま先は赤いメタリックシールが付いて来ているので、塗装かシールか迷います。 首は白ですが、「コクピット」部分は赤なので雑なマスキング 最難関、細かな赤い塗装 つま先の赤い部分は付属シールのメタリックレッドでは目立つので塗装にしました マスキングテープをデザインナイフを使いミリ単位でカットしピンセットで貼り張子のように作る コトブキヤから発売されたPSO2の「A.I.S 」並に大変で心折れそうになる 「C327 レッド FS11136 」で吹き掛けましたが、「コクピット」部分の白と水色の境目が出てしまい厚めに吹き掛けました。次回から塗装の境目の厚みが出る事を考慮しなければなりませんね。 忘れていた「排熱ダクト」の枠を塗装。エアーブラシを清掃した後なので痛い 「コクピット」部分は半日掛け細筆で何度も修正しました。境目は墨入れするので目立たなくなります。 「排熱ダクト」はマスキングによる吹き掛けが上手くいきました。 細かな黄色い部位塗装 再びマスキングテープを使用し黄色い箇所を塗装。盾は赤と黄色の縞模様ですが、赤のラインは「サイコミュ試験型ザク 」で使用した車(プラモデル)用のシールがありますので、それを使用します。ウイング部分はミリ単位でマスキングテープをカットし大変。 「 C113 RLM04イエロー 」で吹き掛ける。今回は面積が広いので楽でした ウイングは細筆で若干補修 忘れていた赤い部位塗装 忘れていた赤い部分を塗装。「Mr.COLOR(アクリル)」は速乾性なので直ぐにエアーブラシの中で固まってしまい1色ごと1時間掛け丁寧に掃除してます。よって塗り忘れがあると掃除のやり直しとなり致命的。「RPGツクールMV Trinity 」のロード時間のような物(4/5がロード時間のクソゲー)。エアーブラシの大半は乾かす時間と清掃時間で時間食い虫です。 塗装完了 2週間要した事だけあり上手くいきました 今回一番小さなマスキング 「ザク・マシンガン改」のスコープ部分。枠が赤なので最初全体を大雑把に赤く塗装し枠部分のみをマスキングしグレーで吹き掛けます。関係ありませんが、一年戦争時のジオン軍はMS対MSを想定しておらず最新技術のビームライフルを装備してませんでしたが、7年後のビーム兵器全盛期に何故マシンガン? 身近にMr.カラー販売店が欲しい 合うグレーが無かったので3度目のJoshinへ。高台にありMTBで往復2時間掛かるので本当面倒です。近くに「Mr.COLOR」販売店が欲しい。「C522 土地色 」を買ってきました。写真には撮ってませんが、モノアイ内部を「C33 つや消しブラック 」で塗装してあります。 |