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■ ALTEC2.5インチフルレンジ キューブスピーカー組み立てキット
□ 欲しいスピーカーが無いなら自作しよう
スピーカー 自作キット
モニタの左右に置けるキューブ(サイコロ)型のスピーカーを数年間探しています。DENONのAVアンプを所持していますので、PC用のスピーカーはアンプ内蔵で接続がUSBやヘッドホン端子が多く困っていました。Amazonで検索した影響で、お奨め商品に「ALTEC2.5インチフルレンジ キューブスピーカー組み立てキット 」が表示されました。作る事をテーマにしていますので、面白そうだなと「スピーカー 自作キット」で検索しましたが、上記の商品が目的の形状で、箱から作る「完全自作キット」なので注文する事に致しました。

音質に定評がある
音質が心配でしたが「アルテック」という米国の音響機器ブランドで、主に映画館や劇場向けのスピーカーを手がけており音質に定評があるとのこと。購入者のレビューを読んでも高い「アルテック」製のスピーカーが安く手に入りお得、音質も良いと好評でした。

Yahoo!ショッピングでは2,560円+送料500円、Amazonだと3,280円ですが送料無料。若干Yahoo!の方が安いですが、安全面と補償を考えAmazonで購入する事に致しました。秋葉原でも探しましたが見掛けませんでした。
□ 組み立て開始
到着
9月17日に注文しましたが発送準備に若干時間が掛かっており、18日発送の19日到着。
Amazonの段ボールの中に商品の段ボールがある二重構造。かなりコンパクトです。
問題は台風が来ており1週間近く雨が続くこと。
到着到着

パーツ確認
パーツを確認。レビューで背面の接続パーツが壊れやすいとの事でしたので秋葉原で探しましたが、この形状の物は売ってませんでした。紙ヤスリは足りませんので買ってきました。取扱説明書は分かり難いのでブログも参考に作ります。
パーツ確認

ケースを木工用ボンドで組み立てる
MFD材」は水分を吸収しやすいので「木工用ボンド」を大量に塗ること、ただしはみ出すとムラになるので注意と無理難題をおっしゃる。はみ出した場合は濡れ雑巾で拭き取ります。「クランプ」や「旗金」で圧着するとの事ですが、初心者が持っている筈も無く「コミック本」20冊で代用。
12時間放置しましたがまだ白身が残っていますね。完全に乾くまで24時間掛かりました。
ケースを木工用ボンドで組み立てる

スピーカーの穴をすり鉢状にする
レビューを読むと皆さんが失敗しているのが、スピーカーの穴を「すり鉢状」に加工する事。作業過程において最難関なので慎重に道具選びをしました。上はベニヤ板に円形の穴を開けるハンドタイプの「のこぎり(1,008円)」。下は木を削る「工作用のナイフ(218円)」。このような道具は、この先も使う機会があり損は無いと購入。
スピーカーの穴をすり鉢状にするスピーカーの穴をすり鉢状にする

工作用ナイフを選択しすり鉢状に削り紙やすりの80→150番で磨きました。
綺麗に仕上がりましたが、左右で角度が違うのは手作りならではで、ご愛敬。
スピーカーの穴をすり鉢状にする
接着面を平らにする
24時間放置し、やっと「木工用ボンド」が乾きました。
接着面を平らにする

段差が無いように組み立てましたが、一応紙やすりで整えます。
分解しないように接着部分を手で押さえ磨きました。
接着面を平らにする

左右に動かすと角に力が入ってしまい若干丘のようになってしまいました。
元々平らだったのに説明書に従い余計なことをしたと後悔。これは「木工用ボンド」と塗装で隠します。
ケースを木工用ボンドで組み立てる

背面を接着
背面の板を「木工用ボンド」で接着します。
同じように「コミック」で圧着しはみ出した部分は直ぐに濡れ雑巾で拭き取りました。
背面を接着

24時間放置し完全に乾かしましたが、木工用ボンドが染みていますね。
塗装は迷っていましたが、行う事にしました。
背面を接着

□ ニスを塗る
油分を取る

手などから付着した油分を取るため濡れ雑巾にマイペットを軽く染み込ませ拭き取り乾かしました。
油分を取る

油性ニス スプレー
取扱説明書に「MDF材」は塗装するとムラが出来るので下地剤を塗る必要があるとのことでしたが、薄くニスを何重か吹き掛けることにしました。机が「エボニー」なので合わせて「油性ニス スプレー(エボニー)」の小缶を購入。スプレーの方が筆跡が付かずに綺麗に塗れますが、やはりムラが出来ますね。

2度塗りの場合は2時間以上乾かすとのこと。1週間雨が続きますので雨が止んでいる隙に外でスプレーを吹き掛け室内で乾かすの繰り返しを1週間続けました。直接置くと段ボールに付き剥がれますので、割り箸を土台にしました。
油性ニス スプレー

MDF材」は塗装やニスは無理ですね…全く上手くいかず4度塗りするはめになり
小缶(915円)×2
大缶(1,382円)×1
合計 3,212円

と逆に高く付きました。

ニスのスプレー缶は綺麗に塗れない
  • ニスの使用方法通り30回以上振っているのに中身が分離している
  • 最初と最後は吹き掛けないように外しているが泡立っていて気泡が出来る
  • 軽く拭きかけるとザラザラに、長く吹き掛けるとツルツルに材質が変わる
以上のようにガンプラ用のスプレー缶とは勝手が違いました。1面に付き2時間以上乾かす必要があり連日雨でしたので室内で乾かし、塗り終わるまで1週間要しました。塗装完了後に更に2~3日放置すると色が乗り綺麗になります。
ニスのスプレー缶は綺麗に塗れない

ダクトの接着
アルミと木材の接着は木工用ボンでは厳しいので、対応した接着剤(138円)を買って来ました。
12時間放置し完全に固めました。
ダクトの接着

□ はんだ付け
今まで中学の技術の授業で作った「はんだごて」を長年使用していましたが、先端が緩くなりヘッドホン修理の時に秋葉原で道具を買い集め年末に捨てましたが、新しい「はんだごて」が何処を探しても見付からない…ヘッドホン修理の時の記事を見ると購入した一覧写っておらず、作業過程の写真では中学校の「はんだごて」を使用していました。買ったと思い込み捨ててしまいました。
断線したヘッドホンSONY MDR-CD480を修理する1 | ラジオデパートで部品購入・クリップケーブルを作成

スタンダードなはんだごてを購入
体育館数個分の広さがある巨大ホームセンター2箇所を回りましたが、それでも種類が無く初心者向けの中心と秋葉原の方が種類がありますね。ワット数で使用目的が分かれているのを知り30Wのスタンダードな物を購入。2千円クラスの良い物が欲しかったのですが、1,013円とお手軽のしかありませんでした。
スタンダードなはんだごてを購入

配線を剥く
ヘッドホン修理の時に購入した線を剥くペンチです。カッターやハサミで回りに切り込みを入れて剥くと、どうしても銅線に傷が付き数本切れてしまいます。このペンチを使うと傷つける事無く綺麗に剥けます。
配線を剥く

導線にハンダを染み込ませる
ヘッドホン修理の時に電気屋のブログと動画で勉強をしました。
銅線にハンダを染み込ませます。
導線にハンダを染み込ませる

スピーカーユニットに配線を付ける
はんだを染み込ませた銅線にこてを押しつけると接続されます。
スピーカーユニットに配線を付ける

スピーカーユニットを取り付ける
前面の板にネジで「スピーカーユニット」を止めます。「アルミの筒(ダクト)」に触れると「ビビリ音」が出るとの事なので、触れないように慎重に位置調整を行いました。
スピーカーユニットを取り付ける

吸音材の導入
吸音材(フエルト材)」を半分に切り「∩(逆U字)」に入れます。
吸音材の導入

前面の接着
最後に前面を「木工用ボンド」で接着しますが、今回は塗装済みなので、はみ出すと取り返しが付きません。慎重に少量を内側に塗りました。12時間放置。
前面の接着

プッシュ型ターミナルの接続
プッシュ型ターミナル」をはんだ付けしますが、配線の長さがギリギリなので、はんだ付け時に余った先端を若干カットした影響で厳しかったです。プラスチックを溶かさないように注意。
プッシュ型ターミナルの接続

プッシュ型ターミナルの取り付け
プッシュ型ターミナル」をネジで取り付けました。この木材は軟らかいので、力を入れすぎると穴が馬鹿になりやり直しも出来ませんので注意。軽く締めていきましょう。「プッシュ型ターミナル」が浮かないように手で「プッシュ型ターミナル」を押し込みながら締める感じです。
プッシュ型ターミナルの取り付け

足の取り付け
足の振動吸収材を取り付けました。「3M」製品で個々のパーツが意外と良い物を使ってますね。
足の取り付け

□ 完成
前面
スピーカー付近の色が乗っていない箇所は、何度試しても弾いてしまい無理でした。「木工用ボンド」も使っておらずヤスリがけした場所ですが、中の材質が本当に色が乗りません。塗装に向かない素材なので紙やボードを買ってきて回りに貼った方が良さそうです。
前面

背面
背面

動作・音質テスト
予想以上に音が良いですね。最初は音が硬かったのですが、3時間鳴らしていると音が柔らかくなってきました。キューブ型なのでモニタの左右に置け机がエボニーなので色も合います。
動作・音質テスト

レビュー
初心者向け 音質 コスパ
本来2,560円と安く作れる「ALTEC2.5インチフルレンジ キューブスピーカー組み立てキット 」ですが、道具を持っていなかった事と、拘ってしまい費用が合計1万円、日数は10日掛かりました。作っていて楽しく大人の玩具ですね。スピーカーの穴をすり鉢状にするのが若干技術が必要で、箱を木工用ボンドで組み立てるのが意外と難しい。塗装は弾いてしまうのでやらないのが無難。下地剤と塗料に詳しくないと厳しく費用がかさみます。(記載:2016年9月29日)