■ エアーブラシ使用後の掃除 |
□ エアブラシ(プラモ用)掃除の仕方 当方の使用している「エアーブラシ」は以下の初心者セット。合計1万円で買えお財布にも優しくタミヤ純正なので性能も良くコスパ最高。最初に5万する上級者セットを買い合わなかったり飽きたら大変です。まずはこれで様子見。 この「コンパクトコンプレッサー 」は連続使用10分までですが、チャージ時間吹き掛けるのは30秒程度なので困った事はありません。パーツに「マスキングテープ」を貼る時間(数十分)、パーツを乾かす時間(2~4時間)、清掃の時間(1時間)の方が長いです。 清掃が一番大変 「エアーブラシ」で一番大変なのは清掃です。中に塗料を入れた状態で少し時間が経っても空気穴を親指で押さえ振れば中で混ざり使えますが限界は24時間ですね(親指に塗料が付くので注意)。中で固まってしまいます。1色塗り終わる毎に定期的な清掃が必要です。 道具を準備 当方が使っているのは以下7種
必需品は 「GSIクレオス T116 Mr.ツールクリーナー 改 (特大) 400ml 」。これが無ければ掃除できません。Amazonは消耗品が高い(1,080円)ので、店頭やネット通販のビック・ヨドバシ(690円)で買うのがお奨め。 何度垂らしてしまった事がもありますが、超強力で「タミヤ カッティングマット (A3サイズ) 」の印刷や机の塗装が落ちたり床のゴムマットが溶けました。指紋も無くなるので「ビニール手袋」を着用していますが、これも溶けます。プラモには絶対付けないで下さい溶けます。 臭いも厳しいので「換気」と「マスク」も必需。入れ過ぎないようスポイトを使うのが良い。受け皿はプラスチックや「塗料皿 」は落ちにくいので、不要な「焼き物」の小皿を使っています。 □ 清掃の仕方 カラーとクリーナーが飛び散り激臭がしますので、段ボールなどで囲み外もしくは室内で換気をしながら行います。下にチラシなど不要な紙を引くと便利。「使い捨てビニール手袋」と「マスク」の着用を忘れずに。 1. カラーを受け皿に捨てる カラーは大体2倍前後に薄めて使うので元の瓶には戻せません。保管用の容器に入れるか受け皿に捨てます。 2. クリーナーで濯ぐ 「Mr.ツールクリーナー 改 」をスポイトで1/4~1/3程度入れて軽く揺らし濯ぎ受け皿に捨てる。回りに溢さないように注意。 これを汚れに合わせ数回(1~3回)繰り返す 3. うがいをさせる 「Mr.ツールクリーナー 改 」をスポイトで1/4~1/3程度入れ先端を人差し指や中指で、「塗料カップ」を親指で塞ぎます。” 先端は針なので刺さらないように注意 ”。電源を入れ噴射し逆流させます。” 蓋を付けるとパーンと蓋が飛ぶ ”ので、蓋を外し親指にしましょう。 今回は撮影の為に親指を外しましたが、コポコポコポとうがいのようになります。 親指で押さえないと塗料が飛び散りレンズやズボンに塗料が付き後始末が大変な事になりました。 4. クリーナーの吹き出し 10秒程度うがいをさせたら受け皿に捨て、汚れが酷かったらもう一度うがいをさせすてます。 その後「Mr.ツールクリーナー 改 」をスポイトで1/4~1/3程度入れて吹き出します。不要な紙に吹き掛け中を掃除。この時空気中にクリーナーが舞い激臭で大変な事になりますので、外で「マスク」を付けながら行いたい。余ったクリーナーは受け皿に捨てます。 5. コットンに液を垂らし拭き上げ スポイトで「コットン」に「Mr.ツールクリーナー 改 」を垂らし外面と「塗料カップ」の中を拭き上げます。「コットン」が勿体ない場合はティッシュでも代用できますが中々落ちません。「塗料カップ」の奥は綿棒を使うのが良いです。先端は針になっているので上向きにし数滴垂らし20~30秒放置し「メイクアップ綿棒」で針に触れないよう軽く掃除。これがエアーブラシ使用後の掃除となります。 |
■ エアーブラシの定期メンテナンス |
□ 分解掃除の仕方 分解掃除の必要な症状 使用毎に掃除をしても数ヶ月経つと以下の様な現象が起きます
この症状が出たら分解掃除が必要となります。主な原因は先端で塗料が固まったり、「ニードル(針)」に塗料がこびり付いています。構造が簡単なので1度分解するだけで覚えられます。” ノズルと針は鋭利なので注意 ” ラッカー系塗料は針に直ぐこびり付く ラッカー系塗料を使うと10分程度で噴射が弱くなり20分程度でノズルに固まりができ、針に汚れがこびり付き使えなくなる。 7. 掃除 細かいパーツが多く” 洗面所や流しの排水溝にパーツが流れないように蓋をし ”ケースや洗面器に入れて掃除をしましょう。” バネは飛びやすく無くしやすいので注意 "。 「ニードル(針)」は刺さって怪我をしないように注意。先端も曲げないように丁寧に「コットン」やティッシュに「Mr.ツールクリーナー 改 」を垂らし掃除します。「ノズルカバー」は小さな受け皿に入れクリーナーを数滴垂らし浸けておくと良い。その後「メイクアップ綿棒」で裏表綺麗に落としましょう。 意外と汚れが落ちにくいのが蓋です。嵌める部分の内側の隙間と外側の溝が厄介です。 8. 乾かす 清掃が終わり干しています。籠やケースの中にタオルを敷き乾かすのが良い。焼き物の種類にもよるのでしょうが、受け皿には塗料が落ちやすいので不要な小皿を愛用しています。 中も「綿棒」を使い汚れひとつ無い状態にしています。 一番デリケートな「ノズルカバー」と「ニードル(針)」も綺麗になりました。 9. 組み立て 苦手な人はデジカメで分解の様子を取っておくと良いでしょう。唯一悩むのはレバーの滑り止めが前に来るか後ろに来るかです。「スパーマックス エアーブラシ SX0.3D 」 はギザギザが前に来ますね。レバーは凹に入れましょう。 10. 分解掃除完了 汚れは全て落ちましたが、使用感(細かい傷)が出て来ましたね。慣れてきても1時間前後掛かります。「エアーブラシ」は手入れが一番厄介です。 (記載:2017年7月4日) |