■ クラッシュの予防 HDD診断フリーソフト |
□ HDDクラッシュの前兆 書き込めない場所がある 先週の木曜にデジタル一眼レフ「SIGMA SD1 Merrill」 と「SD15」のサンプルをDVD-R 4枚分貰って来ました。かさばりますのでBD-R 1枚にまとめようとDVD-R 4枚をHDD(Dドライブ)に移し「B's Recorder12」でバックアップを開始致しました。するとイメージ作成中にHDDからデータを読み取れませんと止まってしまいました。 エラーが出たのは画像「SDIM0034.tff」でした。BDドライブ「BDR-207DBK/WS」~マザーボード「G1.Sniper 2」までを疑いました。しかしHDD(Dドライブ)のフォルダからサムネイル表示したところ「SDIM0034.tff」が表示されず、ダブルクリックし「Windows フォト ビュ-アー」で確認したところフリーズしました。画像が破損しているようです。仕方なく強制終了しました。 アクセスするとフリーズする 元画像を確認したところ正常でしたので、「SDIM0034.tff」を消して再びDVD-Rから入れ直しました。再度「B's Recorder12」でバックアップを始めると今度は「SDIM0061.tff」で止まってしまいました。画像ソフトで開けようとしてもフリーズしてしまい、読み込み中の負荷のためか”HDD(Dドライブ)にアクセス不可能”になりました。仕方なくまた再強制終了。 全ての画像を消し入れ直してみると画像の半数近くのサムネイルが表示されず、”その画像に触れてしまうとDドライブにインストールしてあるアプリ全てが起動することが出来ず、HDDにもアクセスできなくなりHDDランプは点灯したままに”なります。 □ HDDチェック これはHDDが破損している恐れがあるのでHDD診断用のフリーソフトを探しました。 FromHDDtoSSD Ver2.1系 評判が良く最初に目に付いたのが「FromHDDtoSSD」というフリーソフトです。HDDのデータ復旧を手がける企業が出している有料ソフトの無料版で他の方の評価が高いです。画像データ復旧ソフトですがHDDの寿命などが見られます。 クラウドコンピューティング:データ復旧ソフトウェア FromHDDtoSSD Ver2.1系 http://www.iuec.co.jp/fromhddtossd2s/ 起動後に[ファイル]→[ドライブ情報を最新にする]でドライブ一覧を取得します。 表示されたドライブ一覧からドライブを選択します。Noにチェックを入れましょう。 SSDはデフラグでもクラッシュしますので、下手なことはやらないのが無難だと思います。 (次に紹介するソフトは負荷が掛かりませんので、そちらで見た方が良いと思います) 日立1TB HitachiHDT721010SLA360 同じ日立製1TBのHDDを2台使っているため、まずは正常な方から実験を開始しました。 安全完全スキャン クラッシュが怖いので安全完全スキャンを選んでみました。 [ファイル]→[完全スキャンの開始]→[安全完全スキャンを開始] リアルタイムで見やすく表示されていきます。上のグラフは緑が正常値です。右に進み終わると下の段に行きます。下のグラフは青が正常値で右に進んでいきます。終了予定時間は1TBで2時間半。 片方は異常なし 実際に終わったのは1TBで3時間です。標準的なHDDと構成ですので目安になると思います。異常は無く上は良好な緑に、下は正常な青に埋め尽くされました。このドライブは問題ないようです。 完全スキャン 2D / 3D 完全スキャン レポート こちらは使い始めて5年目の日立1TBのドライブですが、「経年劣化計」が60とまあまあの値です。大事に使えば10年は持ちそうです。 問題のドライブチェック 状態がおかしいのは日立1TB「Hitachi HDT721010CLA332」と同じ日立1TBで1年後に買った4年目のドライブである。今のHDDの寿命は7年~10年と言われてるが新しい方が先に駄目になるとは「Lot(ロット)間のバラツキ」のせいなのか? 解析を行った結果途中で止まってしまい解析不能でした。違うフリーのHDD診断ソフトを探してみたいと思います。 CrystalDiskInfo 5.6.2 一番スタンダードなHDD監視・診断ソフト。常駐させておくと安心。 当方が使ったバージョンは「CrystalDiskInfo 5.6.2」 CrystalDiskInfo - ソフトウェア - Crystal Dew World http://crystalmark.info/software/CrystalDiskInfo/ ダウンロードセンター http://crystalmark.info/download/ こちらは立ち上げれば即状態が表示され、長時間解析は必要ありません。よってSSDでも安心して使えます。 見方 上部にHDD一覧の状態と温度が表示されます。クリックで簡単にHDDを切り換えられ青正常、黄色注意で表示され分かり易いです。 見方としては「しきい値」がメーカーが出しているデッドライン。そこに近づく程寿命に近づき到達するとクラッシュ寸前という事です。「現在値」の正常値は100以上。 05「代替処理済みのセクタ数」の「現在値」が18、「しきい値」が5と危険値です。 C4「セクタ代替処理発生数」の 「現在値」が22、「しきい値」が0と危険値です。 思い当たる要因 思い当たる事は、半年前に動作中の本体を足で蹴ってしまった。3週間前に動画キャプチャーのテストを行い、Dドライブを使ったが1分で2GBの容量を使い16分32GBにもなった。かなりの負荷をかけた模様。 至急、大事なデータを移動 仕事用のデータをSSD「PX-256M5P」に移し、優先順位が高い順に壊れてない方の日立に移したが、700GB近くが不安定なHDDに入れたままとなり急遽HDDを買うことにしました。 状態が大幅悪化 このデータ移動作業でHDDの状態が大幅悪化しました。 05「代替処理済みのセクタ数」/「現在値」が18→10(しきい値5) C4「セクタ代替処理発生数」の/「現在値」が22→12(しきい値0) □ HDDのクラッシュと寿命を短くする原因
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■ HDD選び 2013夏 | ||||||||||||||||||||||||
□ HDDを選ぶ HDDはクラッシュが怖いので、「高速」・「大容量」・「安定性が高い」ものを選びたい。となると国産になってしまいます。評判の良かった日立がHDD部門を売却してしまい欲しいメーカーがありませんでしたが、「価格.com」をチェックしたところ東芝製が復活した。 東芝は、昔は評判の良かったIBMブランド名で作っており、IBMが撤退した後は独自ブランドで黄金期が訪れました。結構前にHDDから撤退したはずですが…調べてみると中身は日立とのこと。なら安心です。 DT01ACA300 [3TB SATA600 7200] 最初に目を付けたのが「売れ筋7位」「満足度12位」(価格.com調べ)の「東芝 DT01ACA300」。 安心の国内メーカーで3TBの大容量が1万1千円と安い。 現在1TBの2枚挿しなので1枚にまとめても1TBの余裕があります。回転数も7200rpmと速くキャッシュが64MBもあり転送もSTAT600と高速。 『TOSHIBA DT01ACA300 3TB 6Gbps SATA対応 3.5インチ内蔵ハードディスクドライブ 』 Amazon 12,100円(2013年24日現在)
□ 2.2TB(2TiB)の壁 一回は「東芝 DT01ACA300」に決めましたが、予算をもう少し低くして安くしたい、そしてあるレビューが目に付きました。「2.2TB(2TiB)の壁」に当たり正常に動作しなかった。 初期の「Windows 2000」と「XP」が127GiB(137GB)までしか認識できなかったように、また壁があるとの事。これには「OS」と「マザーボード(BIOS)」の対応が必要。 ※2000はSP3 XPはSP1以降で対応した 最新のOSとマザーボードなら問題は無くWindows7 pro 64bitなら大丈夫ですが、マザーボード「G1.Sniper 2」の対応を調べる時間とトラブルが起きた時に対処する時間がありませんので、安全を優先し「東芝 DT01ACA300」の2TB版である「DT01ACA200」にしました。 DT01ACA200 [2TB SATA600 7200] 3TBの3.66円に比べ1GBあたり4.14円とコスパが悪いが、安定性と価格を優先し2TBにしました。現在3TB以上の容量が欲しい場合は、「3TBを1枚挿すよりは2TBを2枚挿した方が得策」のようです。将来的に2枚にしたいと思います。 運が良くツクモの土日特価で「8,280円」と最安値で買いました。ツクモは(店舗で買う場合)保証と対応が良いので愛用しております。 『 TOSHIBA DT01ACA200 2TB 6Gbps SATA対応 3.5インチ内蔵ハードディスクドライブ 』 Amazon 9,450円(2013年24日現在)
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