■ 古いキーボードを掃除し復活させる |
□ 汚れの酷いキーボードを掃除することに 8年間保管してあった 以下は10年前の2005年に購入したキーボードです。SonyのVAIOを彷彿させるデザインで使い易く愛用していましたが、汚れが凄く感度が落ちてきたので8年間補完しておりました。 折角「キートップ」を抜く掃除器具『ダイヤテック KeyPuller FKP01 』を買いましたので、掃除して復活させたいと思います。 2005年製 PS2変換端子 保管していた理由が、「PS2」とUSBを選べると言う事です。古いPCは「BIOS」やセットアップ画面で「PS2」しか動作しない縛りがあったので、故障時の保証に取っておきました。 □ キーボードの掃除の仕方 キートップを抜く 忘れてならないのが”最初に写真を撮る”事です。配置が分からなくなり組み立てられません。 1本1本抜くのが大変で結構な時間が掛かりました。右手でグリップを持ち、左指で針金を開きながら「キートップ」に向かって垂直に入れ、回転させ両角をしっかりはめます。左手でキーボードを押さえ、右手で垂直に引っ張り上げます。 結構「キートップ」が飛ぶので注意。面倒になって急いで適当に力任せでやると割れてしまいます。青い「キートップ」が固いですね。裏に止め金が入っている物もありますので、欠けないように注意。 細かい部品はピンセットで このキーボードは珍しく間にゴムの支柱が入っていますね。感触が柔らかく押しやすかった訳です。これを紛失したら終わりですので、ピンセットで摘まみながら容器に入れました。 酷い量のホコリ 酷い量のホコリです。これでは感度が悪くなりますよね。確認したところ左上に干からびたサナギがありました。フローリングを食べる虫ですね。 こんなに汚れていると掃除するのが楽しくなります。このキーボードは非防水なので、水が入らないように気を付けなければなりません。 掃除機で吸い取る まずは、無くなるような部品を全て取り保管してから、掃除機でホコリを吸い取ります。 □ キートップを洗う ザルで水洗い 部品を無くしたり流さないように、排水溝に蓋をしザルを使うと良いでしょう。水洗いでは綺麗にならないですね。 洗面器で洗剤を使い洗う そこで洗面器にぬるま湯を貯め「バスマジックリン 」を薄め「キートップ」を浸け置きしました。その後、もみ洗いしましたが「キートップ」が擦れ印刷文字が落ちそうでしたので、指で1個ずつ洗っていきました。 支柱になっているゴムは濡らすと劣化しそうで怖く洗わない予定でしたが、汚れが酷かったのでザルに入れ軽く水で洗い流しました。白く小さいので見辛く、ゴムなので跳ねます。紛失してないか組み立て終わるまで不安です。 □ 仕上げ 綿棒で掃除 「キートップ」をタオルの上で乾かしている間にキーボードの掃除を進めます。掃除機で取れなかったペタ付いた汚れを落とします。中を濡らしたら壊れますので、綿棒に水を付けて丁寧に掃除をするのが一番です。周囲は『激落ち ポイポイ 』で掃除しました。 最後に掃除機で吸い取る 掃除で出た小さなゴミを最後に掃除機で吸い取って終わりです。 □ 写真を見ながらキーをはめていく 以前、「キートップ」が完全に乾く前にはめたところ、1万円したキーボードを壊してしまい痛手を被りました。よって完全に乾くまで放置しましょう。まだ8月なのに乾くまで12時間も掛かってしまいました…。 金具付きのキーをはめる 先程の写真を見ながらはめていきます。ゴムの支柱を忘れないよう注意。6個ある裏に金具が付いた「キートップ」を最初にはめます。古いグリスが付いていたので、「メイク用綿棒 」で落としました。 金具がキーボード側にはまり難く浮いてしまうので、はめた後にキーボードを横にして確認します。他の「キー」があると確認出来ませんので優先させます。 その次に周囲から固めていくと楽に終わらす事が出来ます。小さなゴムの支柱を先に全てキーボードに入れてから作業した方が楽でした。 □ 掃除完了 ゴムと「キートップ」を紛失することも壊す事もなく無事完了。とても地味な作業でピンセットを使い全てはめ終わるまで1時間弱かかりました。PCに接続しテストしましたが、全ての「キー」が正常に動作。押した感触も問題ありません。 元々の配置が悪く使い物にならない このキーボードで今回の記事を書いていますが、元々の配置が変です。左下が[Ctrl]では無く[fn]と言う「キー」になっていますので、ショートカットの押し間違えが多く使えた物じゃありません。そっと仕舞うことに致しました。 ノートパソコンに近い配置の様です。ここまで苦労しましたが、作業効率が落ちるので仕方ありません。ホコリが入らないようにビニールに包んで仕舞っておきます。 (記載:2015年8月30日) |